テレビ大好き!(自由猫のように...)

アクセスカウンタ

zoom RSS きのね(柝の音)

<<   作成日時 : 2011/03/09 23:13   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


きのね(上)(下)巻です


「芸の厳しさゆえ、荒れる夜もある。人気稼業ゆ

え、多くの女に愛される。」



病弱なうえに癇癪持ち、大変扱いにくい歌舞伎

役者の御曹司を、命がけで守り抜きそして押し

も押されもせぬ人気役者に導く、光乃の健気さ

に胸を打たれます。


きのね(柝の音)とは、歌舞伎で幕開けを知らせ

る拍子木の、鋭く冴えた響き、天からの合図を

光乃は聞いたのでした。

この物語の主人公光乃は、十一代市川團十郎

丈の奥様であった堀越千代さんです。

海老蔵さんのおばあさんにあたる方ですね。


最近あまり本を読む暇が無かったんですけど、

amazonで偶然見つけたこの本に興味を持ちまし

た。


女性の人生を描いた作品が多い宮尾登美子さん

の作品です。

歌舞伎役者婦人としてはあまりにも地味な光乃

の姿に驚いて、いろいろ調べてこの小説を書いた

そうです。

やっと世間に公表された時には、雪雄44才光乃

39才の時でした。

それまでは、ずっと独身の主(あるじ)と子連れ女

中という扱いだったわけです。




貝寄風(かいよせ)に吹かれながら上野不忍池の

ほとりにたたずむ18才の光乃が、一人悩むところ

から物語が始まります。


行徳の塩焚きの家に生まれた光乃は女学校を出

るまで叔母の家に世話になります。

叔母に嫌みを言われ自活するために住み込みの

仕事を探しますが、この時代、女性の求人はとて

も少なかったようです。

職安もありませんしね。


訪ねた口入れ屋には住み込みの仕事はカフェの

女給か女中しかなく、女給は自分に向いてないと

思った光乃は一つしかない女中の仕事を選びま

す。

それは結核患者の汚れ物を洗う仕事でした。

伝染病患者の汚れ物を洗う仕事という事に抵抗

を感じて悩んでいたのです。

そして、それは半年も前の求人でした。

もう決まってしまったかも、それならそれで叔母に

いいわけが出来るし、などと思いながらおそるお

そる訪ねていきますが...


悩んだあげく覚悟を決めて訪ねて行った先は、人

気歌舞伎役者のお屋敷でした。


長男の雪雄は、結核療養のために三年もの間鎌

倉に住んでいましたが、このころはもう治って自宅

に戻っていました。


そして、口が堅く働き者の光乃は番頭にも信頼さ

れ、次第に長男雪雄のお付きの女中になります

が、愛人の子供が生まれれば赤ちゃんのおむつ

を洗い、料亭の娘との縁談が決まれば身の回り

の世話をし、それはそれは辛い生活なのですが

、でも、光乃にとって仕事の辛さはさほどではなく

、暇を出されるのが一番怖いのです。


大好きな雪雄をずっとそばで見ていたい気持でい

っぱいなのでした。

そして、梨園の御曹司、雪雄に仕える光乃の献

身と忍従の日々が始まるのです。


この時代は、まだ女性が自由に生きられる時代

ではなかったので、このような生き方を選んだ女

性も結構多いのではと思います。


同じく女中出身の圭子は、美人で明るく男の人

の心をつかむのが上手です。

光乃よりも先に女中として雇われ、鎌倉で結核

療養中の雪雄の気を引こうとしますが、サナトリ

ウムに入る為に解雇されてしまいます。

それでも、手紙や楽屋訪問など積極的に雪雄に

近づき愛人になり、男の子を産みます。

光乃は、圭子の事をとても羨ましく思います。

そして、圭子は雪雄と結婚できると思っていまし

たが、料亭の一人娘、亮子と雪雄の縁談が決ま

ると半狂乱になります。


亮子は実家がお金持ちの上に才色兼備で性格

も素直で、非の打ち所のない女性です。

またとない良縁だと思われたのですが、でも、時

期が悪かったというか運が悪かったと思います。

雪雄は、眼鏡を掛けた女性が嫌いでした。

そして、一緒に付いてきた婆やがあれやこれや

と口出しするのも雪雄の逆鱗に触れました。


そして、圭子と光乃という二人の恋敵がいること

に全く気づかないうちに離婚になってしまいまし

た。

光乃がここで働くようになってから、2年と3ヶ月

のことでした。


半ば、光乃の企みのせいで離婚になったような

ものですが、

「坊ちゃま、あなたを好きなのです。夜毎夜毎、あ

なた達の寝室の下で懊悩の時を過ごすことは耐

えられませんでした。」とは口が裂けても言えない

と思う光乃でした。

雪雄も、もしかしたら光乃の気持に気づいていた

のではとも思うのです。

企みと言ってもたいしたことではなく、雪雄の好

みや性格を全部知っていたのに教えてあげなか

った事や(聞かれなかったというのもありますが)

雪雄に殴られ泣いている亮子を教会に連れだし

、実家に帰ることを薦めたことくらいですが...


この頃は雪雄は跡継ぎを産んだ圭子に夢中で、

それに圭子のお腹にはもう一人の命が宿ってい

ました。


圭子は、ほんとに運が悪いとしか言いようがあり

ません。

折角二人の子宝にも恵まれ、小料理屋も持たせ

てもらい、雪雄にも一番気に入られていました。

このまま行けば、後妻の座も夢ではなかった筈

なのですが...

疫痢によって大事な子供二人をあっという間に亡

くしてしまい、精神を病んでしまうのです。



光乃は、器量がいい訳ではなく、無口で人と口を

きくのが苦手ですが、家事全般が得意で、意志

の強いしっかり者の女性です。

一度歌舞伎座で拍子木を打っている久吉に見初

められプロポーズされます。

この時はとても嬉しかったのですが、腹違いの姉

たき子に相談すると、一生奉公を薦められます。

姉も、雪雄を思う光乃の気持に気づいていたのか

もしれません。

そして、坊ちゃんは自分がいないと何も出来ない

からと、身の回りの世話を理由に断ってしまいま

す。

そしてその久吉は、後に空襲で命を落とすことに

なり、もしもあの時に久吉と結婚していれば、今

頃は未亡人になっていたと思うのでした。


きっかけは、雪雄が兵役に服すときにまたもや

チフスにかかってしまい隔離病棟に入りますが

この時雪雄35才、結核を患った体には応えまし

た。

光乃が片時も離れず献身的な看護と輸血、この

輸血の後からめきめき容態が良くなります。


そして、退院したときに「お前のおかげで、これか

ら先の命が拾えたんだから、俺の体は預けるよ。」

といわれ、うれし涙にくれるのでした。


でも、それから先も苦労はつきまとい、空襲を逃

れ鍋釜を下げて知人の納屋に住まい、そこの住

人からは「おさすりさん」とさげすまれ、収入の無

くなった主人に食べさせるために、自分の貯金を

切り崩して闇米を買い、挙げ句の果てに暇を出さ

れてしまいます。


お腹に命が宿っている事を知り列車から線路に飛

び込もうとしますが、思い直して帰ると雪雄は泣い

て喜びました。

その時に、この先何があってもけして雪雄のそば

を離れまいと心に誓うのでした。


そして、たった一人で子供を産む「聖母子」の章は

、言葉にならないほど感動しました。



昭和の恋愛は胸が締め付けられそうになります

今の恋愛ドラマは、チープでつまらないですね



十一代目市川団十郎さんは、人気が低迷してい

た歌舞伎界の救世主的な役割をしたそうで、海

老蔵さんにそっくりだったそうですよ


そういえば、この頃はハーフの歌舞伎役者もいた

そうですね。


やはり顔は役者さんの命なので、それを知って

いながら顔に傷を負わせたリオン容疑者は、絶

対に許せませんね


反省しているようなそぶりですが、いつかまた、

絶対に問題を起こすと思います





画像


きょうは、ヒレカツを作りました



画像


漬け物がないと駄目なタイプなんです



「ねー、あんた達ー、トンカツ食べるの〜

画像



画像



画像


「もう少し寝てからでもいいですか〜


「もう、早く起きないと全部食べちゃうよ〜













テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
きのね(柝の音) テレビ大好き!(自由猫のように...)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる